人文系私設図書館 Lucha Libro

桜の絵 つぼみの絵

『山學ノオト2』(二〇二〇)、『手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ』刊行記念「日常を取り戻したいツアー」

“日常を取り戻したいのだけれど、そもそも僕らの「日常」とはどんなものだったのだろう。”

 

奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳第二弾。新型コロナウイルスに翻弄されたり、「男はつらいよ」を一気見したり、福祉のしごとやオンライン対談からも気づきを得た、二〇二〇年の記録。

 

山學ノオト2(二〇二〇)

著:青木真兵 青木海青子

装丁:武田晋一

出版:エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)

本体:2000円+税

判型:四六版変形(120☓170mm)

デザイン:並製・表紙箔押し・カバー(シープスキン)

ISBN:9784990759650 Cコード:0095

発売:2021年9月下旬

流通:取次流通あり。直取引あり。

 

 

市場原理主義や、社会に浸透する高度なテクノロジーによる管理化に飲み込まれず、地に足がついたまっとうな生き方をするためには、社会のなかでの「アジール(避難所)」を自分たちの手で確保することが必要ではないか。奈良の東吉野村で自宅兼・人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を主宰する著者が、志を同じくする若手研究者たちとの対話を通じて、「土着の知性」の可能性を考える考察の記録。あたらしい人文知はここからはじまる。

 

青木君たち、やっていることは「けっこう極端」なんだけれど、言葉の手ざわりがとてもやさしい。だから話をずっと聴いていられる。──内田樹

 

手づくりのアジール
――「土着の知」が生まれるところ

青木真兵 著
四六判並製 256頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7282-8 C0095〔2021年11月19日発売予定〕

 

 

当館の日常を取り戻したい日々を綴った書籍『山學ノオト2』(二〇二〇)(エイチアンドエスカンパニー)、図書館活動を通じて考えてきた5年間の集大成『手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)の刊行を記念して、各所でイベントを開催いたします。

コロナ情勢には引き続き注意しながら、皆さんに直接またはオンラインでお会いできたら幸いです。現地でのイベントにご参加の際は、マスクの着用、手指消毒、距離をあけて座る等、感染予防のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。また感染状況によってはイベントを中止したり、開催方法を変更する場合がございますので、ご了承くださいませ。

 

 

(敬称略)

2021/9/15(水) 柿内正午×青木真兵 ON READING(名古屋)

2021/9/17(金)〜10/6(水) 日常を取り戻したいブックフェア とほん(奈良)

 2021/9/20(日) 野呂巧×青木真兵 オンラインイベント※9/1(水)〜11(土)はウチノ食堂(新潟)さんで「Lucha Libro展」開催です。

2021/10/9(土) 中條千晴×栢木清吾×青木真兵(博士のフツウの日常vol.1)オンラインイベント

2021/10/10(日) 内田樹×青木真兵 オンラインイベント 

2021/11/7(日) 中岡祐介×青木真兵 生活綴方(神奈川)  ※お得な書籍セットや、オンライン参加のチケットもございます。

2021/11/14(日) 友田とん×青木真兵(博士のフツウの日常vol.2)オンラインイベント        ※お得な書籍セットもございます。

2021/11/17 (水) 平川克美×青木真兵 隣町珈琲(東京)※11/9(火)〜11月末は隣町珈琲さんで「Lucha Libro展」開催です。

2021/11/21(日) 村上慧×青木真兵 誠光社(京都)

2021/12/4(土) 青木真兵×青木海青子 山村夫婦放談 公開収録 つぐみBooks&Coffee(群馬)

2021/12/12(日) 内田樹×青木真兵 梅田 蔦屋書店(大阪)

2021/12/15(水) 柿内正午×青木真兵 ON READING(名古屋)